相田みつを 「にんげんだもの」 より引用     --その1--




その時の出逢いが


人生を根底から


変えることがある


よき出逢いを






つまづいたって


いいじゃないか


にんげんだ


もの




弱きもの人間


欲ふかきもの


にんげん


偽り多きもの


にんげん


そして


人間のわたし







いいことは


おかげさま


わるいことは


身から出た


さび






そ の 人

  その人の前に出ると
  絶対にうそが言えない
  そういう人を持つといい
  その人の顔を見ていると
  絶対にごまかしが言えない
  そういう人を持つといい

その人の眼を見ていると
心にもないお世辞や
世間的なお愛想は言えなくなる
そういう人を持つといい
その人の眼には
どんな巧妙なカラクリも通じない
その人の眼に通じるものは
ただほんとうのことだけ

そういう人を持つがいい

  その人といるだけで
  身も心も洗われる
  そういう人を持つがいい
  人間にはあまりにも
  うそやごまかしが多いから
  一生に一人は
  ごまかしのきかぬ人を持つがいい

一生に一人でいい
そういう人を持つといい



いつでもどこでも

  わたしにちからのないことを
  わたしが一番よく知っているんです
  だからわたしは
  なにか仕事をする時には
  意気地がないようですが
  いつも仏様に頼むんです

「仏さま、どうか手伝って下さい
どうか、わたしといっしょに
仕事をやって下さい。
わたし一人のちからでは
どうにもなりませんから・・」
それでもダメで
追いつめられると、わたしは
「とうさん・・
あんちゃん・・
ゆきちゃん・・
ちからを貸して下さい
どうか助けて下さい」
と、心の中で悲鳴をあげるように
念ずるのです

  とうさんは
  いうまでもなく
  死んだ私のおやじ

あんちゃん、ゆきちゃんは、
若くして戦争で死んだ二人の兄貴
あんちゃんが二人ではまちがうんで
上をあんちゃん、下をゆきちゃん
と、子供の頃呼んだんです

  だから仏様になって
  30年以上もたった今でも
  手を合わせるときには
  あんちゃん、ゆきちゃん、と
  幼い時の呼び名で呼ぶんです

あんちゃん、ゆきちゃんは
頭も良く馬力があったから
ちからのないわたしを
いつも助けてくれるんです
仏様になった今でも
わたしといっしょに
仕事をしてくれるんです
そして

  うれしいときも
  かなしいときも
  わたしといっしょなんです
  いつでもどこでも
  いっしょです
  いつでもどこでも
  ・・・・・・・・・


にんげんだもの1  にんげんだもの2  雨の日には1  雨の日には2

一生感動・一生青春  しあわせはいつも  じぶんの花を  生きていてよかった

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