相田みつを  「しあわせは いつも」 より引用


    真理

生まれて
老いて
病んで
死ぬ

だれにも避けられない
永遠の真理

真理のなかに
生かされている
わたしの
いのち

         みつを



 し あ わ せ は

 い つ も

 じ ぶ ん の

 こ こ ろ が

 き め る



生きていて

楽しいと思う

ことの一つ

それは

人間が人間と

逢って人間に

ついて話をする

時です



   い の ち

あのね

自分にとって

一番大切なものは

自分のいのちなんだよ

だから

すべての他人の

いのちが

みんな大切なんだよ



人生において

最もたいせつな時

それはいつでも

いま です



相手がある

ことじゃけん

のう

こっちの思う

ようにはならん

のう



  ひぐらしの声

ああ 今年も
ひぐらしが鳴き出した

ひぐらしの声は
若くして戦争で死んだ
二人のあんちゃんの声だ
そして
二人のあんちゃんの名を
死ぬまで呼びつづけていた
悲しい母の声だ
そしてまた
二人のあんちゃんのことには
ひとこともふれず
だまって死んでいった
さびしい父の声だ

ああ 今年も
ひぐらしが鳴き出した



  あの世

あの世のことはね

あの世に行ってから

自分で体験

すればいいんだな

 いまは

 この世を

 一生けんめいに

 生きることだね



  アノネ

お礼と

お わ び は

速いほうがいいよ

おそくなると

余計なべんかいを

しなければならない

からね



  アノネ

親は子供を

みているつもりだ

けれど

子供はその親を

みているんだな

 親よりも

 きれいな

 よごれない

 眼でね



うそはいわない

ひとにはこびない

ひとのかげぐちは

いわぬ

 わたしにできぬ

 ことばかり



  いのち

アノネ

にんげんはね

あすの

いのちの

保証された者は

一人も

いないんだよ



 やき場とたんぼ
「ある日の○さんのことば」

相田さんなぁ
おれんちのたんぼはさ
あのやき場「火葬場」のうらにあるだんべ
だからさ、たんぼにいるとね
必ず焼き場の煙りを見るんだな
そのたびにさ 思うんだよ
「ああ、今日もだれかが
焼かれているな・・・・」て、さ

焼き場の垣根のすぐそばで
稲刈りなんかしてるとさ
家族の鳴き声なんか聞こえてくる
ことがあるんだな
そん時さぁ
おれ、つくづく考えちゃうんだな

人間死ぬときには
なにももってゆけないッてことをさ
どんな財産だって地位だってよ

可愛い女房子供だって
みんな置いてゆかなきゃあ
ならねんだもんな・・・

おらあなぁ
焼き場の裏にたんぼ持ってるおかげで
人生観が変わったな

人間にとって
何が一番大事かッてことがさ
焼き場の煙り見るたびに
教えられるんだなぁ

相田さんよぉ
人間生きてるうちに
少しでも人のために
いいことしておくことだなぁ

日頃明るい○さんが
やき場の煙突を見ながら
ある日、しみじみともらしたことばです



  自分の番
    いのちのバトン


 父と母で二人
 父と母の両親で四人
 そのまた両親で八人
こうしてかぞえてゆくと
十代前で千二十四人
二十代前では・・・・・
なんと百万人を越すんです
過去無量の
いのちのバトンを受けついで
 いまここに
 自分の番を生きている
 それが
 あなたのいのちです
 それがわたしの
 いのちです


  諦 念

 なんでもいいんだな
 ともかく一所懸命やって
 みることだ

いのちがけでやってみることだ
そうすれば人間の
不完全さがよくわかる
自分の至らなさが
骨身にしみてよくわかる
頭ではなくからだ全体で
よくわかる

諦念の世界はそこから
ひろがってくる

手を合わせずには
いられない
諦念の世界が


仏にも神にも

頼む資格なき

わたくし

ゆえに手を

合わすのみ


にんげんだもの1  にんげんだもの2  雨の日には1  雨の日には2

一生感動・一生青春  しあわせはいつも  じぶんの花を  生きていてよかった

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