この本を読んでくださるあなたへ
                              ドロシー・ロー・ノルト

みなさまがこの本を読まれる前に、お伝えしておきたいことがあります。

どうか読者のみなさま、この詩をあなたの心の目で読んでください。
体全体で、私の言葉を感じてください。
心の中の思いや感動を、そのまま言葉で伝えるのはとても難しいことです。
もちろん、言葉の意味は伝わります。でも言葉は、人によってさまざまな意味を持ちます。
それに、その言葉を理解し、どれだけ自分のものにできるかも、人によってまちまちです。

そうはいっても、言葉は、人と人をつなぐ大事なコミュニケーションの手段だと言えます。
私はこの詩を、日本のみなさまのために書きました。

私の詩を読まれて、どんなことを感じましたか。
ある一行にはっとして「本当に、そうだ」とつぶやかれたかもしれません。
ある一行が気になって、しばらく考え込まれたかもしれません。

どうか、これをきっかけに、あなたの生活を振り返ってみてください。
そして、ご自分を見つめ直してください。
あなたの大切な人、家族や友達、職場の同僚や上司や部下、地域社会の人々---いろいろな人間関係を振り返ってみてください。

それから、あなたの周りの小さな草花や生き物のことも、思い出してください。
私達は、この世の生きとし生けるものすべてとつながっているのです。
私の詩を読んで、自然を愛でる気持ちを思い出してくださったら、私はとてもうれしいのです。
あなたの心は、きっとみずみずしさを取り戻す事でしょう。

現実とは、あなたの外側にあるだけでなく、あなたの内側にもあるのです。
あなたがどんなふうに人と接しているか、何を感じ、どんなことを思っているか、何を信じているか---これらすべてがあなたの現実を形作っています。

そう、たとえ口に出して言わなくても、心の中に不満があれば、それは自然に表にあらわれてしまいます。
私達が心に抱く思いは、目には見えない「気」となって、外にながれているのです。
人間はみな、このような「気」を発しています。
あなたも相手も互いに「気」を放ち、互いの「気」に反応しあっているのです。

私達は、よい気、悪い気ともどもに、数え切れないほどたくさんの気を発しています。
喜び、悲しみ、怒り、恐れ、失望、苦しみ---私達はこのような言葉で、心の中の現実を表現しています。

けれど、いつのまにか私達は、これらの表現にとらわれてしまうのです。

例えば、ある人を「いやな人だ」と言ったりします。
すると私達は、いつのまにかその人に「いやな人」というレッテルを貼り、いつも同じ目でみるようになってしまうのです。

でも、本当にその人はあなたが思っているほど「いやな人」でしょうか。

これは、自分のことにもいえます。
あなたは自分で自分を「ダメな人間だ」と思い込み、レッテルを貼ってはいないでしょうか。
いつもこのレッテルにしばられてはいないでしょうか。

思い込みは捨ててください。
新しい気持ちになって、もう一度ご自分をよく見てください。
本当のあなたを、もう一度見つけ出してください。

そして、周りの人の事も、よく見てあげてください。
人の事を不満に思う前に、まず、自分自身の心を見つめ直してみましょう。
ゆとりを持って、静かな気持ちになって、心の声に耳を傾けてください。
よく見て、感じて、考えて、心の声を聞いてください。

そうすれば、他の人のことももっとよく見えてくるはずです。
本当にその人は「いやな人」でしょうか。
あなたはその人のことを、本当に知っているでしょうか。
もしかしたら、その人が言った事ややった事を、ただ頭でわかったつもりになっているだけかもしれません。

心を閉ざしているのは、あなたのほうかもしれないのです。

私達は人生という道のりを歩みながら、様々な人々に出会います。
家族や親族、友達や地域社会の人々、仕事の仲間---日々の暮らしはたくさんの人間関係に支えられています。

特に職場の人間関係は大切です。
職場のトラブルや悩みは、家庭生活にも影を落とします。
逆に家庭生活がうまくいっていないと、仕事にも悪影響が出がちです。
ストレスをためないように気をつけたいものです。
自分を振り返る心のゆとりをもちたいものです。

人生は、ときには行き止まりにぶつかることもあるでしょう。
間違った道を選んでしまうこともあるでしょう。

けれども、私達は、いつでも出直すことができるのです。
新しい道を見つけ、やり直す事ができるのです。

この人生という道のりで、新しい自分に出会いたいと思います。
もっとよく「もの」が見えるように心の眼を開いていたいと思います。
そして、人には温かいまなざしを向けたいと思うのです。

そうすればきっと、今よりもっと素敵なあなたになれることでしょう。


http://www.fusosha.co.jp/senden/2002/035515.html 
ドロシーおばさんの大事なことに気づく
http://www.kato-lab.net/ 
加藤諦三の公式ホームページ
大事なことに気づく

自分に正直になったとき、大事なことに気づく

本気で何かをしているとき、大事なことに気づく

捨ててもいいと思ったとき、大事なことに気づく

変わってもいいと思ったとき、大事なことに気づく

少し待とうと思ったとき、大事なことに気づく

人に頼るのをやめたとき、大事なことに気づく

思いがけないところで、大事なことに気づく

思いがけない時に、大事なことに気づく

じっと見つめたとき、大事なことに気づく

じっと聞いたとき、大事なことに気づく

新しい人に出会ったとき、大事なことに気づく

人を責めるのをやめたとき、大事なことに気づく

失敗し、失望したとき、大事なことに気づく

違う道を選んだ時、大事なことに気づく

大事なことに気づくのは、難しいことじゃない

  いつも心を開いていたい

  いつも耳を澄ましていたい

そうすれば

あなたは気づく

あなたは出会う

ほんとうの自分に

「詩 ドロシー・ロー・ノルト/訳 石井千春」
Pathways of Discovery


Discovery happens when you are what you say you are.

Discovery happens when you put your all into what you do.

Discovery happens when what you own is less important.

Discovery happens when you open yourself to change.

Discovery happens when you allow yourself time.

Discovery happens when you make room for your creativity.

Discovery happens in a quiet room or a busy street.

Discovery happens when you least expect it.

Discovery happens when you sharpen your senses.

Discovery happens when you expand your awareness.

Discovery happens when you reach for new relationships.

Discovery happens when you appreciate those around you.

Discovery happens when you learn from your mistakes.

Discovery happens when you take a new pathway.

Discovery happens all around you.

Be part of it-be one with it.

Discovery happens

Discover discovery

and

You will discover yourself.



「詩 ドロシー・ロー・ノルト/訳 石井千春」
    はじめに  から一部 抜粋

「大事なこと」に気づけば、生きることは楽になります。
あなたが幸せになるには、「大事なこと」が何なのかに気づくことです。

人生で恐ろしいのは、「大事なこと」に気づかない事、自分にとって「大事なこと」は何かを間違えることです。

あなたは「大事なこと」に気づいていないから、そんなに悩んでいるのです。
あなたは「大事なこと」を間違えているから、そんなに明日が心配なのです。

「大事なこと」に気づいているか、いないかで、人は住んでいる世界が違ってくるのです。

・・・・・・・・・・略・・・・・・・・・・・・・・

耳を澄まして聞かなければならないのは、あなたの無意識の領域にある声なのです。

・・・・・・・・・・略・・・・・・・・・・・・・・

人は「大事なこと」を「すごいこと」と思いがちです。
でも、「大事なこと」は「些細なこと」のときもあれば、「大きなこと」のときもあります。
はじめから「大事なこと」もあれば、小さい事をつづけているうちに、それが大事なことになっていく場合もあります。

大事なことは、
ときには朝食前の仕事、ときには生涯をかけた事業。

大事なことは、
ときには自分の無意識、ときには他人の愛。

大事なことは
ときには笑顔、ときには涙なのです。

人は憎しみに囚われると大事なことに気づかないのです。
憎しみがあると今の幸せに気づかないのです。

また、心理的に成長しないと、あなたは「大げさなもの」に気を奪われて、そこにある大事なことに気づかないのです。
つまりそれが「執着」です。

以下 略















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