わがまま日記

( ̄。 ̄;)2005.07

HOME 人生の応援歌 ハリポタ大好き お友達 りかちゃん
2002.7-8-9-10-11-12  2003.1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11-12
2004.1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11-12 2005.1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11・12
おはなし掲示板 個人ニュース こころの散歩道  Next
過去ログ(^_^;)へBBS4つ お天気プラスone情報源朝日読売日経
精霊達の森move?デジタルフォトギャラリー素材散策自然いっぱいの素材集web素材

6月へ(^○^)8月へ(^o^)丿
私は、何か問題が起こってくるということは、そこの家の何かが悪いというんじゃなくて、
何かしなくてはならない、問題を与えられている、課題を与えられている、そういうふうに考えます。
何か、家中で考えねばならないことがおこっているんだ、と。
うちの家はお父さんが悪いとか、お母さんが悪いとか、子どもが悪いとか、そんなことは一つも考える必要はないんで、
そうではなくて家族みんなが力をあわせて何かを変革しなくてはならない、そういうことがあるんじゃないでしょうか。

その変革をするときに、はっきりはわかっていないんだけれども、
何か一種のものすごい爆発力みたいなものでガーツと頑張るのが、だいたい子供です。
本当におもしろいと思いますが、だから私は「子どもは素晴らしい」というふうに言っているわけです。

そして、そういう子どもの姿を見ていると、やっぱり神さまとか仏さまというのはあるんじゃないかなぁと思いますね。
子どもがこんなことになってまで、この家を変えようとしている。
それは別に、子どもが考えたわけじゃないというところが、また素晴らしい。
  ・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・
ただ、何度も言いますが、だいたい素晴らしいというよりは「困ったなぁ」というようなことで出てくるときが多いですよ。
ですが、その「困ったなぁ」ということが、こちらがよく見ていると素晴らしくなってくるんです。
そこを間違わないようにしてください。そうでないと、その子どものほんとうのよさというのは見られないわけです。

『こころと人生』河合隼雄著創元社--変革の必要なときに問題が起こる--より
2005
.07.31
日曜
みなさま、こんばんわ(^_^;)
相変わらず、ご無沙汰しております。

あんまり、映画も見られませんでしたが、それでも、『スター・ウォーズ3』だけはロードショーにて、家内と一緒に見に行きました(^^ゞ
http://www.starwarsjapan.com/index2.html
↑こちらにも、詳しいサイトがありました。
なかなか激しいバトルがスクリーン狭しと、展開されておりましたね。大いに楽しまれた方もいっぱいいらっしゃったことでしょう(^_-)-☆

さて、本日はその映画・・・・・ではなくて、お写真の『コラテラル』についてほんのちょっとご紹介したいと思いました(^_^;)

なんとなく、気軽にレンタルして観た映画でしたが、僕としては、なかなか心に残った渋い人間ドラマの作品と思った次第です。

http://www.collateral.jp/
あらすじや出演者の概要が詳しく載っています↑。


トム・クルーズもクールな殺人者(ヒットマン)として最後まで演じきっていて、渋いですね。
また、いつもどおりの一夜のタクシー家業のはずが、この殺人者が客になって、まさしく深刻な事態に陥っていくタクシー・ドライバーをジェイミー・フォックスが好演しています。
また、ヒロインにあの"マトリックス"のナイオビ役のジェイダ・ビンケット・スミスも検事並びに殺人者のターゲット役にもなってます(^_^;)


えーと、それで、いったい何が良かったの、ということですが・・・
ヒットマンはドライバーのタイム管理能力を認めて、一晩いい条件で付き合ってくれないかと誘います。
5人のお客さんと会うので、時間通りに空港まで届けてくれたらボーナスも出すと。
しかし、最初の、ヒットマンが会うと言うお客さんが、タクシーの屋根に飛降りてきて事態が明白になっていきます。

ほぼ中盤以降まで、ヒットマンの支配下にあったはずのドライバーがヒットマンとのやり取りの中で、かなり極限の切羽詰った状況の中から、いわば、アイデンティティーを少しずつ見出しながら、最後のヒットマンとの対の闘いに至る、そのプロセスが、なかなか捨てがたいのです(^_^;)

さらに、夜のシティの映像の美しさや、二人の会話の中に、お互いへの生き方の問いかけがかなか鋭いですね。
最後の展開も、ドライバー自身に、ある人を救わねばならないのだ、という自覚の中で、ラストの対峙の場面へと見ているものを惹きつけていくのです。

やはり、監督の感性が、違うのかなぁ(^_^;)

ある方のブログに素敵な感想が書かれておりましたので、ちょっとご紹介。
http://harinezmi.ameblo.jp/entry-41d1c14ccd942a9c9dac504b07828b3d.html
無断引用すいませんm(__)m

暑い8月が始まります。
みなさまお体に気をつけられて、お元気にご活躍くださいね(^_^)/~

2005
.07.03
日曜
おはようございます(^_^)/~

春もそうでしたが・・・、美しく咲き誇る桜をいつものようには時間がとれなくて、見れませんでした(^_^;)

今回の梅雨時期での紫陽花も、もう7月ですので、おそらくじっくりと鑑賞できませんね(~_~;)

せめて・・ということで、お写真にて眺めさせて頂くことにいたしましょう(^^ゞ

こちらの3枚のお写真は、『男衾村 - 復興計画』のサイトさんよりお借りしております。
http://www.obusuma.com/index.html

お写真とは異なりますが、しっとりと雨に濡れた紫陽花の風情なども気持ちが静まりますね。

さて、毎月毎月、お仕事としての課題も深く、気ぜわしさのなかでじっくり読書と取り組めないというのも、チョッピリ情けないものではあります。

また、歳なのでしょうか(~_~;)、理解力も乏しく、以前のように短時間で何冊も読み解いていくといったこともほとんどできなくなりました(~_~;)

とりたててあわてることもございませんが、日々の、こころのヒント、という位置づけもありますので、楽しみながらボチボチと読み続けたいですね。

どの本も、河合先生の長い経験や研究から書き下ろされているものなので、本の数もたっぷりありますが、一冊一冊再度の読み直しもしばしばです。

今月の巻頭の引用のお話は、河合先生の柔軟な考え方とこころの広さ・深さに感動した最初の本からです。
『こころと人生』河合隼雄著創元社


こちらからは、鹿島和夫先生のことも教えて頂きました。

そして児童文学の素晴らしさも教えて頂きました。
エリッヒ・ケストナーの作品
ケストナーについて


現在は、
『ユング心理学入門』
『コンプレックス』
『無意識の構造』を並行して読んでいます。

人間のこころってどうなっているんでしょうか、と疑問に感じた方は、ちょっと読まれてみても面白いのではないでしょうかね(^_^)/

比較的、フロイトやアドラーの深層心理学よりユングを好むという方もそれなりにいらっしゃると思いますが、僕も東洋哲学にも深い意味を見出そうとするユングに親近感を覚えます。

知識としても、それなりにユング心理学のこころのとらえ方を整理して行きたいと思っておりますが、さらに影といいますか、深層心理の闇についての学びも深めたいところであります。

エディプス・コンプレックス劣等コンプレックス(参考 劣等感とコンプレックスの違いって?)をはじめ、元型としてのイメージ・シンボルのお話もあまりよく知りませんのでお勉強になります。

さらに自我と自己についてのとらえ方も日本人にはなじみやすいものかもしれません。

『無意識の構造』のなかで次のようなお話がありました。

---------------------

あるヒステリーの例として、耳が聞こえなくなった女性のケースで、診療を通じて彼女は少しずつ治療者の声が聞こえるようになり、徐々に他の声も聞こえるようになるが、彼女の夫の声だけはどうしても聞こえない。

話し合いを進めながら、耳が聞こえなくなる少し前に夫が浮気をしていることを知人から聞かせられたことを思い出します。そして、それは悲しみと怒りを彼女に再びもたらすのであるが、最初は仕方がないとも思っていたものの、こころの奥底にしまわれていたものが烈しい葛藤をともなって意識化されていくなかで徐々に夫の声も聞こえるようになり、耳がきこえないという状況から抜け出すのです。

---------------------

『彼女の耳が聞こえなくなったことは、異常といえば異常である。しかし、夫の浮気を知ったとき、怒ることもなく辛抱しようとしたことも、異常とはいえないだろうか、彼女がヒステリー症状を示すまでの生き方は、外見的には正常であったかもしれないが、その意識の状態はあまりにも一面的であったと言うべきではないだろうか。

辛抱したほうが得だと彼女の意識は判断したかもしれない。しかし、彼女の全存在はそれを承認せず、「夫の声など聴きたくない」というプロテストをなしたのである。言うなれば、ヒステリーの症状は彼女の心がその全体性を回復しようとするための旗印としてあげられたものなのである。

このような点から考えると、人間の意識は自我を中心としてある程度の統合性と安定性を持っているのだが、その安定性を崩してさえも、常にそれよりも高次の統合性へと志向する傾向が、人間のこころのなかに存在すると考えられるのである。

本人の意識がこのままの状態で安定してゆこうとしているとき、いわばヒステリーの症状まで、送りこんでくるような主体はいったいなになのかという疑問が生じてくる。

これに対して、ユングは、人間の意識も無意識も含めたこころの全体性に注目し、そのような心全体の統合の中心としての「自己」の存在を仮定するようになったのである。』 

「自己」についての学びは、さらに続きます。

上述の『人間の意識は自我を中心としてある程度の統合性と安定性を持っているのだが、その安定性を崩してさえも、常にそれよりも高次の統合性へと志向する傾向が、人間のこころのなかに存在すると考えられる』
(『無意識の構造』-自己実現の過程-)として、

『個人に内在する可能性を実現し、その自我を高次の全体性へと志向せしめる努力の過程を、ユングは個性化の過程、あるいは自己実現の過程と呼び、人生の究極の目的と考えた。
そして、われわれが心理療法において目的とするところも、結局はこのことに他ならないのである。』

(『ユング心理学入門』-自己-) とあるのですね。

---------------------

最後に、僕たちはいったい何のために深層心理学を学ぶのかという疑問に対する、ヒントを河合先生が話されています。

『    深層心理学の意味
 そのように考えますと、私はそこでなるほどと思ったのは、私が好きになっているような、ユング、フロイト、アドラーとかは、自分たちの心理学を総称して深層心理学という言い方をします。なぜ深層心理学というかというと、心の深いところを見るという意味です。
ところが、深層心理学というのは、はじめにいいましたようないわゆる科学的心理学とちがう。

どこがちがうかというと、私が私の心の深層を見ようとしているからであるということに気がつきました。

きょうはそういう話はできませんが、フロイトもユングも自分自身がすごい心の病にかかった人です。
フロイトはすごいノイローゼです。自分自身を治すために必死になって自分を分析しました。
ユングの場合は精神病に近いです。
普通のお医者さんが診たら、統合失調症(旧/精神分裂病)という診断をつけられたと思いますが、そのぐらいの病状です。
しかし、それをどう克服していくかというと、フロイトがフロイトを、ユングがユングを自分で分析して考え出してきた。

その考え出してきたことを、ここが非常に重要なのですが、なるべくみんなに通用するように、普遍性をもつようにして体系を作ってきたのです。
だから、私が私のことを考えるのが深層心理学だということに気がつきました。

そうしますと、どういうことかというと、たとえば私は自分の母親をお母さんは立派だなと思っているけれども、ふと夢みたり、いろいろなことで気がつくと、立派だといいながらどこか心の中で憎んでいるところがある。そういう憎しみを隠してきたばっかりに母親を尊敬するといいながら母親の気に入らないことをときどきやっているではないかと気がつく。
そうすると、私はそれをどう生きたらいいだろうと考えます。そのときに、私は母に対する敵意を抑圧していた、なるほどと気がつきます。
というようなことが深層心理学の本にはたくさん書いてあります。

そのときだいじなことは、それは私が私のことを考えるためなのです
ところが、深層心理学の本を読んでいると、あいつは抑圧しているとか(笑)他人のことはすぐ気がつくのです。これは、おかしいのです。・・・・・』
『河合隼雄 その多様な世界』 岩波書店 より

河合先生、ありがとうございましたm(__)m

本日の感じるお話です。
           困難の向こうに    庭野日敬  (1987年、昭和62年)

 私が母を亡くしたのは、十七歳のときでした。田植えの真っ最中で、春蚕(はるご)があがるいちばん忙しいときに、母の看病で父が仕事に出られない。しかも、兄も兵隊にとられて入隊してしまい、家の仕事がいっぺんに私にかかってきたのです。

 それまでは、父と兄のあとについて手伝っていればよかったのが、全部自分で段取りをつけ、自分一人でやらなくてはならなくなって、とても自分の肩には背負いきれない、と途方に暮れることもありました。しかし、その苦労のお陰で、どんな骨の折れることも平気になったのでした。

 体の障害を持った青年の、こんな言葉を聞いたことがあります。「人は体の不自由なことや、父母を早く亡くしたことを不幸だと思っているけれども、不幸というのは、そういう条件に甘えて、ちょっとつらいことにぶつかっただけで、すぐ逃げだしてしまうことだ」と。

 会社の経営でも国の経営でも同じなのですね。いま直面している困難をまわりのせいにして甘えず、このつらいところを乗りきることで、さらに自分の力がついてくるのだと踏ん張ると、洋々たる前途が開けてきます。 
ありがとうございましたm(__)m

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送