わがまま日記

( ̄。 ̄;)2005.08

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7月へ(^○^)9月へ(^o^)丿
「自己」を実現する、というと、ともかく「自分のやりたいこと」をできる限りすること、そして、それは幸福感に満ちたものなどと思う人がいる。
「自己実現を目標にして努力している」とか、「自己実現を達成した」などと言う人さえ出てくる。
しかし、「自己実現」というのはそんななまやさしいことではない。

実現しようとする「自己」とはいったい何なのだろうか。
奥底に存在して「実現」を迫ってくるものは、混沌そのものと言っていいほどつかみどころのないものなのだ。
自分の意識では簡単にコントロールできない力に対して、どうしようもないと感じつつ
社会の組織や自分を取り巻く多くの人たちとの間に何とか折り合いをつけてゆかねばならない。
そのときに出世とかお金儲けとか、一般の評価の方に従いすぎると、
たとえ社会的には賞賛されるかもしれないが、「自己実現」の道筋からはずれてくるかもしれない。
夏目漱石の『道草』は自己実現ということを感じさせてくれる名作である。・・・・・

『おはなし おはなし』河合隼雄著 朝日新聞社刊--自己実現 の章--より
2005
.08.21
日曜
みなさま、こんにちわ、8月の、個人ニュースです(^_^;)

最初に、詩をひとつ紹介させてください。

『  かみさま  1年 かわばたまさこ

あのね かみさま
どうしてべっぷよしこちゃんだけがびょうきなのですか
よしこちゃんはかみさまにいけないことをしたのですか
よしこちゃんはあきよちゃんがあしをおったとき
やさしくしてやりました
よしこちゃんはわるいことをしても
あとから「ごめんね」とあやまりましたよ
わたしはかみさまがまちがっているとおもいます 』

『希望をありがとう ダウン症児・由子ちゃんと一年五組の記録』(鹿島和夫著、講談社刊)という本のなかの詩のひとつです。

昭和52年9月27日由子ちゃんは生まれました。

ダウン症の精神薄弱児として生まれ、医者からも突然死があるかもしれないし、長生きができないから大事に育ててあげなさい、とまでおかあさんは言われたそうであります。

生まれた時から入退院の繰り返しの中、彼女は(お母さんは)必死の思いで小学校に入学したのでした。

そして鹿島先生の生徒として過ごした1年生の学級の記録を綴ったのがこの本でした。

ダウン症とは・・・
正式にはダウン症候群(「ダウン」はこの病気の研究者の名前)という。染色体異常による病気の一つで、突然変異によって起こる。原因はまだわからず、現在のところまだ治療法はない。いろいろな説があるが。新生児の六百から七百人に一人の割合で生まれる可能性がある。身体的特徴のほか、個人差があるが、運動機能や精神発達の遅れを伴い、先天性の心臓病や白血病を併発することが多い。性格はおだやかで愛嬌があり、あらゆるものに悪意を持たず、「エンジェル・ベビー」と呼ばれる。(同著より引用)


入学後の数ヶ月は目立ってしまう行動や事件を起こしてしまい、様々な誤解や心ない言葉もあったようですが、先生の「由子にとって、事件があるとそれが体験となり、ひとつの学習となる」(お母さんと先生との日記や手紙のやりとりも頻繁になされたようです。)という信念でひとつひとつ学んでいきます。

由子ちゃんは、最初お母さんが朝からずっと同伴で学校生活をおくっていましたが、「できることの喜び」を少しずつ体感することを通じて、お友達の協力のなかで、行き帰りもお母さん無しで学校生活を送っていけるようになっていきます。

さらに子ども達からの提案で、難しい作業も彼女に平等にさせてあげることの大切さも先生は学んでいきます。

 由子ちゃんが居るだけで、心がなごむ、笑いが弾む。由子ちゃんが居ると人間の動きが活発になるという不思議な存在であります。

学校内のほかの先生方も素晴らしい対応の中で、学校内の由子ちゃんの様子もすぐに連絡が入るようになり、彼女の存在がみんなに認められるようになっていきました。

さらに、ある時学外へ、出て行ってしまったことがありましたが、学区内の親子が偶然泣いていた由子ちゃんを見つけ連絡してくれました。やっと彼女が、校区という小さな社会でひとりで動き回ってもあんしんできるようになったのでした。

言葉の遅れも、学級の生徒同士が教えあい、繰り返して学んでいきます。

さらに、今まで自分のことは他の生徒に手伝ってもらっている由子ちゃんですが、他の生徒への思いやりも深く、その純粋性を通じて、積極性を見出して自信をつけていく生徒さんも現れます。

冬2月のある日、学校では、マラソン大会が開かれました。

練習も大変なのですが、なんとかこの日を迎え、(マラソンといっても、1年生はトラック2周の800メートル)1年女子84人のスタートとなり、なだれのように走り出します。父兄の応援も凄いので、あっというまに最前部と最後部の差が開き、由子ちゃんの姿が見えました。真剣に脇見もしないで走っていきます。先頭の子どもはゴールですが、さらに一周残っています。先生や友達の応援や場内の大声援に励まされ、無事ゴールすることが出来たのでした。

お母さんの日記より・・・
『・・・私は、今日の由子の走っている姿を見て、ほんとうに生きていて良かったと思った。
由子が生まれたおかげで、わたしは不幸になったと思った。けれども、不幸というのは、幸せの裏がえしである。不幸をくぐりぬけてきたからこそ、今日のような大きい幸せにひたれる。他の人にとっては、マラソンを完走するということなど、とるにたらない出来事だと思うが、わたしにとっては、生きることの喜びを与えてくれた大きな出来事である。
ほんとうに、ありがとう。
由子、生きていてくれてありがとう。
由子、希望をありがとう。』


多くの素晴らしいエピソードが他にもいっぱい書かれておりました。
ご両親様のご苦労も私共の想像をはるかに超えるものであろうと思います。

最後に、灰谷健次郎さんの、人間を考えるために、というこの本の序文にあった言葉を学びたいと思います。
『・・・ひとりの人間の人生のすべてを象徴するかのような由子ちゃんの多様な表現は、何人も犯すことの出来ない尊厳と光芒をもつ。
人間はもともと神さまに、そのように創られていたのだ。
わたしたちは後にそれを個性と呼んだ。だからこそ人間は、だからこそ生あるものは美しいのに、いつかわたしたちは、特定の価値観でしかそれらを見なくなってしまった。人間のくもりである。・・・・・』
2005
.08.16
火曜
みなさま、こんにちわ(^_^;)

日記のネタもあまりありませんが、夏休みの数日を、今回も五月の連休同様、箱根にて過ごしてきました(^^ゞ

ゆっくりと、お風呂に入り、お食事を頂いて、休憩しておりました(^_^;)



見慣れた、箱根の一風景ではありますが、比較的良いアングル?と思われた写真を並べてみました。
(できの良し悪しはこの際無視しています(^_^;))

最初の写真は、箱根の関所近辺に聳え立つ杉並木で、いつ見ても見事。

幹の太さからも、樹齢は相当なものとおもわれます。
この写真は杉並木の反対を眺めたときのもので、鮮やかな朱色に染まった雄大な鳥居です。

(見れば、わかるよね(^_^;))
それからこの写真は、芦ノ湖のパイレーツ船仕立ての遊覧船でね(^_^;)

チョコっと望遠で、迫力を出してみました(^_^;)
箱根駅伝の資料が整理されたアーカイブとして展示されておりました。

@「箱根ガラスの森」へ入りました(^_^;)お庭です。
A宿泊のお部屋から「大文字焼き」8/16夜の姿が見えました。
B箱根は雨も降らず、晴天でした。
C強羅公園へ宿泊施設より歩いて行ってきました。噴水が綺麗。
D別のパイレーツ遊覧船。今回は眺めて終わりました。

@

A

B

C

D

かなりボケッとしておりましたので、本日はこれにて失礼いたします(^_^;)



本日の感じるお話です。
   鬼を仏に変える   庭野日敬  (1998年、平成10年)

 税所敦子(さいしょあつこ)さんという明治の女流歌人がいました。

才知と詩才を兼ね備えた人で、掌侍(しょうじ)として昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)にお仕えした方ですが、夫と子どもに先立たれて、お(しゅうとめ)さんと二人きりで暮らすことになりました。ところがそのお姑さんが鬼といわれる怖い人で、もう事あるごとに嫁いびりをするのです。

 ある日、そのお姑さんが、「あんた、歌人ならこれで歌を作ってみよ」と言って「鬼(ばば)ァと人はいうらん」という難題を敦子さんに与えました。
 敦子さんはそれに、「仏にも似たる心と知らずして」と(かみ)の句をつけたのです。

 「仏にも似たる心と知らずして鬼(ばば)ァと人はいうらん」・・・・・・・・・
敦子さんが()んだその歌を見て、お姑さんは涙が止まらなくなってしまいました。
 「すまなんだ。すまなんだ」と繰り返し、それからは、もう敦子さんなしでは夜も日も明けぬ毎日で、最期は、敦子さんの(ひざ)に頭をのせて安らかに息を引き取られたといいます。

 清水寺(きよみずでら)大西良慶(おおにしりょうけい)師からうかがった話ですが、人はこちらの見方で鬼にも仏にもなります。
 人を仏にする見方、それが仏さまの見方です。
ありがとうございましたm(__)m

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