好 き と 嫌 い 庭野日敬 固定観念を持って決め付けた見方をしてしまうのが、ものごとを見誤るいちばんの原因でしょう。 表面的な言動だけを見て、好きだ嫌いだと選り好みしたり、これはだめな人だなどと決め付けてしまうと、大きな誤りをおかしてしまいます。 自分にふりかかってくる問題は、すべて自分の心から出ているのだということを、いつも忘れないことです。 嫌なことも、嫌な相手も、自分の色でそう思い込んでいるだけなのです。 苦しむのは人のせい、まわりのせいだと思っていたのが、すべて自分の一念から発し自分に返ってきているのだと分かると、ものごとを好き嫌いで割り切ったり、敵だ味方だと分けて見ることができなくなるのです。 どんな人も、どんなことも、自分の接し方ひとつで、よくも悪くもなるのです。 その見方ができなくては、人を救うことなどできるものではありません。 自分が変われば相手も変わってくれるのだと信じきって、まず自分が変わる修行に徹するのが、宗教者の明るい家庭づくり、明るい社会づくり、平和づくりの修行です。 その輪のなかに、一人そしてまた一人と加わってもらうのでなくては、本当の平和な社会はつくれません。 |
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