人を思いやる心 庭野日敬 人間として本当に大事なものと、二次的、三次的なものとの区別がつかない人が、多くなってきているのではないでしょうか。 人間にとっていちばん大事なのは、人さまの心が分かること、つまり、人の喜びや悲しみがよく分かって、明るく、温かく、素直な心で人のことを思いやれることだといっていいと思うのです。 人間とは、人と人との間柄で生きるものという意味ですから、この、人さまのことを思いやれる心の上に、知識、技術が具わってこそ、鬼に金棒となるわけです。 人間としていちばん大切なものを育てることを忘れて、受験だ、勉強だと押し付けている親御さんが多くなってしまっては大変です。 立派な大学を出て、エリートだ、秀才だといわれてきた人が、いとも簡単に人を殺してしまうというような事件が起こるその原因の一端が、このへんにあるように私には思えるのです。 子どもは、親の毎日の言動から決定的な影響を受けて育ちます。親が目覚めないと、取り返しのつかないことになってしまいます。 |
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