間違いを正す素直さ    庭野日敬

 若い人の心の内をよく聞いてみると、「素直になりたいけどなれない」と悩んでいる人が、ずいぶんいるのですね。
普段素直になろうと思っていても、いざとなると反発して、「また、やってしまった」と(ほぞ)をかむ。

それでいつも後悔している人へのアドバイスですが、素直さのいちばんのかなめは何かを知っておくと役立つと思うのです。

素直さとは、まず自分の間違いを正すことにやぶさかでないことです。

そして、教えられたとおり、すぐ実行すること。

自分はぜったいに正しいと思っているかたくなな心では、人の言葉に素直に耳を傾けられるものではありません。それで、いつも自分中心に判断をするから周囲に嫌われてしまうのです。

豊富な知識を蓄えた人を教養のある人といいますが、それは豊かな知識で自分の心を柔らかく耕し、素直に周囲を受け入れられる人で、だからこそ尊敬されるのです。

逆にせっかく豊富な知識を具えているのに、人に嫌われてしまう人がいるのですね。これは知識で武装して、人を裁こう裁こうとしているからです。そういう人を浅識(せんしき)というのです。
人生の応援歌

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