正月は己を正す月      庭野日敬  (1976年、昭和51年)

 みなさま、明けましておめでとうございます。

 人は生きているかぎり、「もっとこうなりたい」「こうあってほしい」というように、いろいろと願いを持ちます。新しい年を迎えて、みなさんも、いろいろな願い、祈りをされたことと思います。

 とりわけ信仰者にとって祈りは大切です。しかし、新年早々厳しいことを申し上げるようですが、その祈りが、自分のことだけをお願いするものになっていないかどうか、自分の心に問うてみてほしいのです。

 大事なのは、まず祈りに値する自分であるかどうか顧みることです。そして、「かなえてもらいたい願いにふさわしい自分になれるように、精いっぱいの努力をいたしますから、どうかお見守りください」とお祈りするのが、本当の祈りなのではないでしょうか。

 正月とは正す月と書きます。己の心の姿勢を正して、新しい一年を踏み出す大事な月、それが正月です。どうか、その決意をもってお屠蘇(とそ)を祝っていただきたいものです。
人生の応援歌

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