仏さまのお手本どおりに   庭野日敬  (1997年、平成9年)

 南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱えるその南無という言葉は、「ついて行きます」という意味であり、阿弥陀仏とは、人を救うことで自分が救われるという教えを説いた仏さまのこと。

 「だから、南無阿弥陀仏と唱えるのは、阿弥陀さまのように、人さまに奉仕いたしますという誓いの言葉なのです」と、随筆家の永六輔(えいろくすけ)さんがテレビで話されていました。まことに分りやすい説明だと感心しました。

 私たちが唱える「南無妙法蓮華経」のお題目も、同じです。
「南無妙法蓮華経」というお題目は、法華経の教えどおりに毎日生活いたします、とお誓いする言葉なのです。

 信仰に入った当初は、病気を治してもらいたいとか、この苦しみから救っていただきたいと神仏に祈り、おすがりすることのほうが多いでしょう。

 けれども、そこからだんだんに高まっていって、「仏さまが示されるお手本どおりに、私も人さまをお救いさせていただけるようになりたい」という願いをもつようになり、それを仏さまにお誓いする。

 そうなってこそ、本当の信仰の功徳が頂戴(ちょうだい)できるのです。
人生の応援歌

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