行学二道    庭野日敬  (1994年、平成6年)

 今の社会には、知識の豊富さでは驚嘆するような人がいくらでもいます。ところが、そういう人が人生の問題で迷い、決断できずに、ノイローゼになったりしていることが多いのです。情報洪水(こうずい)の今の世の中は、才覚のある人ほどご苦労が多くなってしまうわけです。

 私たちは、よい話を次から次へと聞かされて、自分ではかなり悟ったつもりになっています。しかし、知識として知っているだけでは、まだ本当に自分のものにはなっていないのですね。よいことを聞いたら、そのとおり実行してみなくては、なにごとも本当には分らないのです。

 私は、「これはいい話を聞かせてもらった」と思ったら、すぐにそのとおり、実行してみるのです。すると、もっとよく分かってきます。身についてしまうわけです。「教えどおりに信じ、実行しよう」というのが信仰なのですね。

 情報社会になればなるほど、自分の信じるものをしっかりと心に持つことが大切で、それには、行学の二道がどうしても必要なのです。
人生の応援歌

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