仏さまのはたらき    庭野日敬  (1985年、昭和60年)

 「仏さまは果たして存在するのか」などと、理屈だけで議論してみても、仏さまの存在は分かるはずがありません。「本当に仏さまがおられるのなら、ひと目みたいものだ」といくら目をこらしても、仏さまは見えてこないのです。

 仏さまがいらっしゃるのを見せてもらういちばんいい方法は、「自分を変える」ことなのです。

 息子がどうしても親の言うことを聞かないからといって、躍起になって子どもを変えようとしても変わりません。ところが、親のほうが変わると、やがて息子さんが変わってしまうのです。不思議というしかありません。

 同じように、嫌っていたお(しゅうとめ)さんや虫が好かないと敬遠していた上役を、「この人が、自分を幸せに導いてくれる仏さまのお使いなのだ」と拝めるようになると、その心が、そのまま相手に伝わるのです。

 「神は存在ではなく、はたらきなのだ」と言われる方がいます。

 自分の体験を通すと、仏さまのはたらきがありありと感じられてきて、合掌せずにいられなくなるのです。
  
人生の応援歌

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