| 大切な連れ合い 庭野日敬 (1992年、平成4年) 家庭がうまくいっていないご主人が、法座で「奥さんにありがとうと言えるようになる」ことを約束したのですが、そのひと言が、なかなか言えない。「おれが女房を養ってやっているんだ」という気持ちがあって「なんで自分のほうから」というこだわりで、その言葉が出てこないわけです。 けれども法座にすわるたびに「もう、奥さんにありがとうと言えましたか」と確かめられて、ある日、思いきって「ありがとう」というひと言が言えたのですね。すると、それがきっかけで、奥さんの苦労がいろいろ見えてきたというのです。朝早くから起きだして食事を作り、下着まで洗濯してくれて、夜は、どんなに遅く帰っても、起きて待っていてくれる。心から「ありがたいな」と思えるようになったのですね。 私たちは、さまざまな人や物のおかげで暮らしていながら、ふだん、それが自分にとってどれほど大切な存在であるかが、まるで見えていないのです。 相手のありがたさ、相手の尊さを思い知って、心から合掌するのが供養です。その真心の供養ができると、まわりのすべてに感謝せずにいられなくなってきます。これが信仰の原点です。 |
| 広告 | 花 | 無料レンタルサーバー ブログ blog | |