法と一体になる    庭野日敬  (1998年、平成10年)

 仏さまはいつも私たちのすぐ近くにおられて法を説き続けてくださっているのですが、その仏さまの教えを本当に求める気持ちにならないと、そのお姿は見えず、お言葉も聞こえてきません。ですから私たちの(ぎょう)の出発点は、まず法華経をしっかりと読誦(どくじゅ)することなのです。それも、ただ経典の字づらたどるだけでなく、そのひと言ひと言を「仏さまが私に語りかけてくださっているお言葉」と心に刻みつける真剣さで読まなくてはなりません。

 そうした読み方で経典を読誦(どくじゅ)すると、仏さまがどれほど自分のことを思っていてくださるか、身にしみてきます。法華経を行じる大切さ、その功徳を手を取るようにこと細かに教えてくださる仏さまのお慈悲がひしひしと身に伝わってきて、じっとしていられない思いになるのです。

 そうして仏さまのお言葉のとおり毎日の仕事の中で一つでも実行しよう、人さまに対するときに教えの心になってみようと努力していくと、いつのまにか自分が生まれ変わっているのです。だんだんに法と一体になってきて光り輝く身になっているのです。
人生の応援歌

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