法 話          庭野日敬

『私は若い人たちと話す機会があるたびに、「職場の第一人者になりなさい」といいます。

 無理なことを望むように思われるかもしれませんが、そうではありません。
 何か一つの分野で第一人者であればいいのです。
 そして、これは若い人にかぎったことではありません。
 四十代、五十代の人にとっても、こういう心構えは欠かせないものでしょう。

 「商品知識なら、あの人が第一だ」
 「計算をさせたら彼が一番だ」
 「問屋との交渉ならあの男に限る」
 「ごたごたをまるくおさめるのはあの人が名人だ」
  といった技量的なことでもいいでしょう。

  また、 「まじめなことでは 彼が第一だ」
       「辛抱強いことなら 彼女だ」
       「親切という点ではあの人の上に出る者はない」
    といった、性格の面でもいいのです。
  とにかく、何か一つの点で第一になろうと努力することです。

  何か一つでも水準以上のものを持つと、心にゆとりが出てきます。
  そこから力が生まれてきます。
  また、自分の目指すものを決めて人一倍努力していくと、
  その人の真価が現われてくるわけです。 』
人生の応援歌

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